第270回 習志野期待のプロ注目スラッガーコンビ・和田泰征と櫻井享佑が見逃せない2020年08月07日

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和田泰征(習志野)*写真は昨秋関東大会 前橋育英戦より

 今年の習志野は下級生時代からけん引してきた逸材が多いが、その中でもNPBのスカウトから目を引く逸材が2人いる。それが和田 泰征櫻井 亨佑だ。

 和田は1年春から出場するなど強打の三塁手として活躍。185センチ80キロの恵まれた体格は今年の習志野の中でも群を抜くものがある。そして櫻井は昨秋の県大会・関東大会を通じて3本塁打、19打点の活躍。高校通算20本以上の長打力に加え、高いコンタクト力は高校生屈指と評されている。中でも千葉の高校野球ファンが驚いたのは和田のキャッチャーコンバートだろう。

 小林徹監督はコンバート理由についてこう語る。
「彼も上のステージで野球をやりたい希望があります。そこで活躍するために考えた時、現状、彼のようなタイプの三塁、外野手の左打者は非常に多い。そこで投手、捕手は野球において濃いポジションですので、挑戦させてみようと思いました。それができるのは、捕手をコンバートさせたいと思わせるだけの体の強さ、肩の強さが備わっていたからです」

 小林監督が語るように、特に捕手は頭脳が問われるポジションだ。今までやってきたポジションと比べると、覚えることが多数ある。和田は昨秋から練習を重ね、特にスローイング面にこだわりを持って磨いてきた。そのスローイング姿は半年間とは思えないほど様になっていた。ほぼ1.9秒台のスローイングを見せ、ステップも実に軽快だった。ストッピングミスで進塁を許す場面もあり、登板した2投手も経験が浅いということもあるが、去年のチームと比べると盤石さがない。経験不足なところが垣間見えた。

 和田は「ストッピングやインサイドワークなど反省点があり、今日は30点の内容だった」と反省する。小林監督としては想定していたものだった。

「去年の秋から練習を始めたとはいえ、捕手が成長するにはやはり公式戦の経験が大事なんです。ただブルペンや練習でよかったとしても、実戦では比べものにならないぐらい違う。

 今年は春の大会がなかったので、致し方ないところがあります。経験値を積んでいくことを期待したいですね」

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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