第269回 殆どが140キロ後半。福岡大大濠・山下 舜平大はドラフト上位間違いない逸材だ2020年08月05日

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【目次】
[1]圧倒的なエンジン 145キロ以下がほとんどない!
[2]120キロ後半のパワーカーブに注目
[3]まだ未完成も 将来は160キロを狙える先発タイプか
[4]プロ志望届けを出せば、ドラフト上位は間違いない逸材

 ドラフト1位候補として注目される福岡大大濠山下 舜平大が躍動した。福岡地区大会の決勝戦で登板した山下は11回途中まで3失点の力投を見せた。

 敗れたとはいえ、ドラフト候補と印象付ける投球内容だった。そんな山下の投球を振り返っていきたい。

圧倒的なエンジン 145キロ以下がほとんどない!



福岡大大濠・山下 舜平大

ストレート 最速151キロ 
常時145キロ~150キロ

 まず驚かされたのがストレートのほとんどが145キロ以上だったことだ。それも、延長11回になっても、140キロ後半の速球を投げ込んでおり、明らかにバテバテだなと思う瞬間はなかった。

 去年の春の九州大会が130キロ後半だったことを考えると、7キロ~10キロは速くなっている。好投手から剛腕タイプへ変貌した瞬間だ。

 序盤はストレートのばらつきが目立ち、高めに浮いたり、横に外れるなど不安定さがあったが、しり上がりにリリースポイントをつかんだのか。140キロ後半の速球が次々と決まった。

 ストレートの平均球速に関しては、高橋 宏斗中京大中京)に匹敵するのではないだろうか。高橋のように150キロ連発というわけではないが、延長戦になっても140キロ後半を維持しており、最速151キロを計測したのは延長11回と、スタミナには恐れ入るものがある。

 ストレートの威力、平均球速に関しては今年だけではなく、過去5年の高卒指名投手の中でも上位に入る。

120キロ後半のパワーカーブに注目



120キロ後半のパワーカーブに注目

 山下の変化球のほとんどが120キロ後半のパワーカーブ。指のかかり具合でスライダー変化したり、縦に大きく鋭く落ちる変化球で、次々と空振りを奪い、また打者は真上から落ちる軌道にあっけをとられて、見逃すというパターンがほとんどだ。

 昨年は110キロ前後で、見せ球程度のボールだったが、現在は決め球として変わっている。主な球種はこのカーブだが、より勝てる投手になりたいという意識の変化が緩いカーブから球速が増したパワーカーブに現れている。

【次のページ】 :まだ未完成も 将来は160キロを狙える先発タイプか

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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