第4回 「球国愛知」は今年もアツい!2020年の愛知県高校野球の注目校を一挙紹介!2020年01月07日

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【目次】
[1]2020も私学4強が中心。追いかける存在は?
[2]各地区の有力校を一挙に紹介!

各地区の有力校を一挙に紹介!



県大会3位の豊川

 尾張地区ではやはり、ポスト甲子園となるの動向が気になるところだ。新チームの準備不足は否めず秋季県大会は初戦敗退となったが、全尾張大会では3位に食い込んでいる。その全尾張大会で優勝した大成は秋季大会以降、系列校の愛知啓成をリードしている感もある。

 準優勝した大府は知多地区の雄として復活を目指す。その知多地区では21世紀枠の県推薦校に選出された東浦も、毎年冬の期間の練習を充実させてチーム力を上げているだけに注目度は高い。近年躍進している日本福祉大付知多翔洋、地区の公立進学校の半田横須賀も健闘しているので期待したいところだ。

 尾張と名古屋市の公立校としてはこのところ実績のある西春天白、名市工に小牧南一宮興道あたりもどんな戦いを見せてくれるか楽しみである。

 三河勢は、昨秋の実績では東三河勢が県大会では3位豊川、4位豊橋中央ということになり、西三河勢をリード。豊川は東海地区大会にも進出して初戦を突破している。藤枝明誠には終盤競り負けたもののチーム力はある。

 また豊橋中央は全三河大会でも優勝して、萩本将光監督就任1年目からチームとしての自信は高まっている。これに、夏の愛知大会準優勝の桜丘を加えた3校は県上位の力はある。今や、東三河私学3強と言ってもいいであろう。



安城南も見逃せない

 それに続く存在としては、渥美農と県大会で栄徳桜丘を撃破した豊橋工か。さらには県有数の進学校の時習館も侮れない。実績のある成章国府豊橋商なども地道なチーム作りで期待したい。

 図抜けた存在がない西三河地区は混戦だ。秋季地区予選は岡崎工が1位となり県大会でも3回戦進出。全三河大会でも準優勝して最も安定している。左腕柵木 和陽君の歯切れのいい投球も魅力だ。愛知産大三河も県大会はベスト8、全三河大会も3位に食い込みやはり安定している。例年に比べてやや粒の小ささは否めないが、じっくり作り上げていくチームだけに楽しみだ。

 また、安城西尾東も面白い存在になるだろう。一昨年夏の東愛知大会準優勝の実績を見て入学してきた世代の伸びしろも期待できるだろう。

 例年好チームとなっている刈谷刈谷工、昨夏はベスト8と躍進した安城東、秋季県大会で至学館に競り勝った安城南も一冬越えてどうなっているのか楽しみだ。近年やや低迷で苦しんでいる進学校の豊田西の巻き返しや、指導者がさまざまな取り組みで工夫している岩津豊野岡崎北西尾などもその成果に注目したい。

 フレッシュなところでは、県大会ベスト8に進出した岡崎学園も面白い存在になりそう。豊田大谷岡崎城西科技高豊田と言った私学勢もどこまで整備して春を迎えられるのだろうか。

 いずれにしても、「球国愛知」は激戦。今年も楽しみな愛知の高校野球になりそうだ。

(文=手束 仁

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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