第17回 強烈な負けず嫌いの奥川の恋女房・山瀬慎之助(星稜)。自慢の強肩とキャッチングで勝利に導く!2019年08月29日

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 全国ナンバーワンピッチャーと評価される奥川 恭伸とはかほく市立宇ノ気小学校時代からバッテリーを組んできた山瀬 慎之助。そして宇ノ気中学校では奥川とともに全国制覇を経験し、星稜に進んでからも一緒に日本一を目指してきた。

 山瀬の持ち味は二塁送球1.8秒台を計測する強肩。次々と走者を刺し、チームを救ってきた。そんな山瀬の課題はキャッチングだった。1年秋、投手陣からキャッチングの拙さを指摘された。

 「本当に悔しくて、悔しくて、1年秋の大会が終わって、冬の期間はずっとキャッチングの練習をしてきました。一冬超えてから言われることはなくなりましたし、奥川からも言われなくなったので、上達したと思います」

 今となっては奥川の驚異的な奪三振ペースを成立させているのは、山瀬のキャッチング技術があってのものだ。それは際どいコースを高い確率でストライクに演出する、山瀬の高いフレーミング技術が奥川の持ち味を引き出しているからだろう。

 そんな山瀬の負けず嫌いの一面は主将になっても生きた。昨秋、明治神宮大会準優勝に終わり、このままでは甲子園で勝てないと危機感を露わにしていた山瀬はチームメイトとミーティングを行いながら結束を固めてきた。山瀬の努力は最後に実り、夏の甲子園準優勝につながった。

 代表に合流して、練習に参加したのは25日から。今では多くの投手陣とコミュニケーションを取りながら、遅れを取り戻している。そして26日の大学代表との壮行試合では9回表、絶妙な勝ち越しスクイズを決めた。結果は引き分けとなったが、いきなり大仕事をやってのけた。

 奥川と一緒に臨む世界大会。これまで日本が一度も手にしたことのない世界一を目指し、影でチームを支える。

(記事=河嶋 宗一

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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