第1回 林 優樹(近江) ただ1人の技巧派左腕。分っていても打てない投球術に注目!2019年08月24日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 昨今、投手の球速の高速化と、体格面の成長が著しく、侍ジャパンU-18代表もその流れに乗り、9人中8人が最速145キロ超え。さらに5人が150キロ以上ととてつもないレベルとなっている。その中で、林 優樹近江)は異色の存在だ。

 174センチ64キロ。投手陣では身長は2番目に小さく、体重は最軽量。同じ京都出身で意気投合した池田 陽佑智辯和歌山)、西 純矢創志学園)と仲良くやり取りしている姿を見ると、微笑ましく感じるが、マウンドに上がると一変。スイッチが入った瞬間の真剣な表情から、ひょうひょうと打者を打ち取る。そのギャップに魅了される高校野球ファンは多い。

 インステップ気味に踏み込むフォームで、130キロ前半ながら内外角にストライクが取れる。また、90キロ前後のカーブでも低めにストライクが取れ、さらに110キロ前後のスライダーと、スクリュー気味に落ちるチェンジアップの切れ味も超高校級。

 タイミングが取りにくく、投球はいずれもひざ元に集めることができる。台湾のような左の技巧派に弱い国には、強みを発揮するタイプではないだろうか。対戦した打者に聞くと、「分っていても打てない。どうしても変化球に手を出してしまう」と話す。それだけ、林の投球術は群を抜いている。

 林は、「自分のテンポの良さ、コントロールの良さを発揮したい」と意気込む。林の持ち味を世界の舞台でも存分に発揮してほしい。

(記事=河嶋 宗一

関連記事はこちら!
佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ
侍ジャパンU-18代表合宿がスタート!主将は坂下翔馬(智辯学園)に決定!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
近江vs草津東【滋賀県 2020年夏の大会 令和2年度 夏季滋賀県高等学校野球大会】
近江vs光泉カトリック【滋賀県 2020年夏の大会 令和2年度 夏季滋賀県高等学校野球大会】
第1014回 チームの歴史を継承するために。近江(滋賀)は感謝の想いを持って頂点を目指す【後編】【野球部訪問】
第1015回 プロ注目右腕や超高校級の遊撃手・土田擁する5季連続県王者の近江など今年の滋賀県はタレント揃い【大会展望・総括コラム】
第1192回 超前向きな世代屈指の遊撃手・土田龍空(近江)。名将も評価するメンタルの強さを武器に躍動を【後編】 【2020年インタビュー】
第1014回 黄金期に入りつつある近江(滋賀)はどうして滋賀王者であり続けることができるのか【前編】【野球部訪問】
第1191回 世代屈指の遊撃手・土田龍空(近江)。社会人の練習参加、意識改革で守備のレベルは急上昇【前編】 【2020年インタビュー】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第1133回 「プロは目指していなかった」146キロ右腕・小辻鷹仁(瀬田工)はどのようにしてプロ注目となったのか 【2020年インタビュー】
第1131回 捕手兼投手として、創部4年目のチームを近畿大会に導いた大黒柱・景山透唯(立命館守山)【前編】 【2020年インタビュー】
第30回 「元メジャーリーガー」のポリシーを受け継ぎ 草津リトルシニア(滋賀)が有望株を続々と輩出し続けられる理由【ネクスト球児~中学野球チーム訪問~】
第1124回 最速142キロの野球小僧がスーパー中学生と呼ばれるまで 山田陽翔(大津瀬田ボーイズ)【前編】 【2020年インタビュー】
滋賀選抜vs龍谷大【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
奈良大附vs近江【2019年秋の大会 令和元年度 秋季近畿地区高等学校野球大会】
近江vs立命館守山【滋賀県 2019年秋の大会 秋季滋賀県大会】
近江 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム