第38回 ベテラン監督による手厚いサポートが魅力の久留米東ボーイズ。選手の希望を叶える指導へシフトチェンジ2020年06月01日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]公式戦は選手全員に経験させて、進路は選手の希望を叶えてあげたい
[2]今年のチームでは植木瑛仁選手が国際大会を経験

 福岡県久留米市に活動の拠点を置く久留米東ボーイズ。2012年に発足し今年で8年目を迎えるが、チームの設立当初から県内外を問わず多くの選手を野球の名門校と呼ばれる学校に送り出してきた。

 2018年には林田壮馬選手(龍谷大平安・2年)がJUNIOR ALL JAPAN(NOMO JAPAN)に選出され、また高校卒業後も各世代の半分近い選手が大学でも野球を継続しているが、そこには30年近くにわたって中学野球の指導に携わっている清水耕作監督の的確なアドバイスがある。

 チームの指導方針や進路指導についてお話を伺い、また今年のチームの主力選手である植木瑛仁選手にもお話を伺った。

公式戦は選手全員に経験させて、進路は選手の希望を叶えてあげたい



久留米東ボーイズの中心選手の1人である植木瑛仁選手

 社会時野球のホンダ熊本で選手として活躍した清水監督は、引退後は福岡県の浮羽ボーイズの監督に就任。その後、小倉ボーイズで5年間コーチを務め、2012年からは現在の久留米東ボーイズで監督として指導にあたるなど、中学野球で実に29年間のキャリアを積んでいる。

 脇を固めるコーチ陣もかつての教え子が多く、末次群コーチ(日田林工出身)や熊谷太樹コーチ(東福岡出身)、井手一希コーチ(関東一出身)などは甲子園出場も経験した。

 「29年が経った今でも、毎年勉強させられる」と指導の難しさを口にする清水監督。
 それでも技術的な指導や進路へのアドバイスなど、これまで様々な面で試行錯誤を繰り返していき、現在では選手の将来をだけを考えた指導を心掛けるようになったと話す。

 「以前は、試合に勝つことで選手を成長させたいと考えることもありました。
 しかし、やはり大事なのは中学卒業後の成長です。現在は選手の将来の希望も聞きながら、技術面や進路の面でアドバイスを送るようになりました」

 試合では選手に「勝つこと」を経験させることも大事だが、清水監督はそれ以上にチーム全員に公式戦の舞台を経験させることを重要視しており、また進路指導でも現在の実力だけを見てアドバイスするのではなく、できる限り選手の希望を叶えることを心掛けている。

 高校卒業後は大学に行くのか就職するのか、高校では強豪校でやりたいのか、それともレギュラーになることを第一に考えるのか。選手の気持ちをできる限り明確にして、1年時から通知表が来る度に面談を行っている。

 「学校によって厳しさも違いますし、チームカラーも変わってきます。特に県外の野球強豪校で勝負したいと言っている選手には、まずは実際に学校やグランドを見てきなさいと言っています。試合も練習も休んでいいからと。
 野球をやっていると家族旅行に行く機会もなかなか無いと思うので、観光も兼ねて家族で見てきてもらいたいなという思いもありますね」

【次のページ】 今年のチームでは植木瑛仁選手が国際大会を経験

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
龍谷大平安vs洛星【京都府 2020年 令和2年度 夏季京都府高等学校野球ブロック大会】
第1014回 激戦の夏季京都大会を展望!ドラフト候補・奥村、早、山下など注目スラッガー多数!【大会展望・総括コラム】
第1014回 京都の名門・龍谷大平安は自粛期間をどう過ごしたのか?秋までの軌跡と夏の展望に迫る【野球部訪問】
第1198回 奥村真大(龍谷大平安)はなぜプロ志望を公言したのか?そして狙うは「兄超えの一流選選手」【後編】 【2020年インタビュー】
第1195回 3世代で甲子園を経験!奥村真大(龍谷大平安)の持ち味は類まれな勝負強さ【前編】 【2020年インタビュー】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第1171回 九州に現れた最速138キロの本格派右腕・武内涼太(久留米東ボーイズ)伸びしろは無限大 【2020年インタビュー】
第12回 歴代最多の通算75回の出場!龍谷大平安の戦績・卒業生の進路を紹介!【データブック】
第30回 「元メジャーリーガー」のポリシーを受け継ぎ 草津リトルシニア(滋賀)が有望株を続々と輩出し続けられる理由【ネクスト球児~中学野球チーム訪問~】
第1105回 進学志望から一転。明石商の名捕手・水上桂(東北楽天)の野球人生を変えた日本代表の経験【後編】 【2020年インタビュー】
第1105回 明石商を二季連続甲子園ベスト4に導いた水上桂が名捕手になるまで【前編】 【2020年インタビュー】
東山vs龍谷大平安【京都府 2019年秋の大会 秋季京都府高等学校野球大会 2次戦】
龍谷大平安vs塔南【京都府 2019年夏の大会 第101回選手権京都大会】
龍谷大平安vs日星【京都府 2019年夏の大会 第101回選手権京都大会】
龍谷大平安vs花園【京都府 2019年夏の大会 第101回選手権京都大会】
末次 群(日田林工) 【選手名鑑】
東福岡 【高校別データ】
日田林工 【高校別データ】
龍谷大平安 【高校別データ】

コメントを投稿する

コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム