第73回 「いろいろな人の夢を背負って」頑張ってほしい 恩師が語る・森 唯斗(福岡ソフトバンクホークス)【後編】2020年02月11日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]打撃の課題が生んだ「抑え・森唯斗」の発想
[2]「いろいろな人の夢を背負って」頑張ってほしい

「いろいろな人の夢を背負って」頑張ってほしい



森 唯斗(福岡ソフトバンクホークス)

 森の進路は本人も勉強が好きではなかったので(笑)、社会人を探すことにしました。ただ、最後の夏が終わってもなかなか進路が決まらない。その中で鳴門第一の鎌田(智仁・現:城北監督・2019侍ジャパンU-18代表アシスタントコーチ)監督の筑波大時代の同級生が三菱自動車倉敷オーシャンズのマネージャーをしていた縁などがあって、練習参加した結果入社が決まったんです。今考えればなかなかない流れですよね。

 卒業の時は「3年でプロに行けるように頑張れ」と言って送り出しました。それから4年はかかりましたが、プロに行けて今に至るわけです。ただ僕も立教大の時に亜細亜大の1年生で入ってきた松田 宣浩(福岡ソフトバンクホークス)と同じように森も「将来的にはプロには行ける素材」とは思っていましたが、正直ここまでにはなるとは想像していませんでした。

 それでも今になって思うのは「やはり彼にはリリーフが最適の場所・天職だったんだなあ」ということ。三菱自動車倉敷オーシャンズでも彼は先発中心だったんですが、短いイニングで最大の力を発揮する方がよかったということなんでしょうね。そして社会人・プロに入っても自分の能力を成長させた本人もそうだし、そこを引き出してくれた福岡ソフトバンクホークスのみなさんも凄いと思います。森とは今でもオフシーズンに顔を合わせる機会があるんですが、印象は高校時代と変わらない。リリーフの場面に対しても「楽しいです」って言ってました(笑)

 これからの森 唯斗に対して思うのは、まずはずっとエンジン全開でやっているので「ケガをしない」ということ。高校時代は緒方の方が上だった評価からここまで来ているのが凄いことですし、いろいろな人の夢を背負っているので、頑張ってほしいですね。

(取材・文=寺下 友徳

関連記事
◆他の恩師が語るシリーズを読んでみる
◆山本拓実の好投を分析してみた⇒「気持ちの強さ、フォーム、腕の振り、全てで他の選手より優れていた」恩師が語る山本拓実(中日ドラゴンズ)【前編】
◆小園海斗の高校時代に迫る⇒鮮烈だった「追い込まれてからのフルスイング」 恩師が振り返る広島・小園海斗(報徳学園出身)の高校時代の成長

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1004回 投手王国・西条に通算29本塁打・山田響を擁する済美。140キロ超がいる、聖カタリナ学園に宇和島東も目が離せない!【春季愛媛県大会展望】【大会展望・総括コラム】
第1004回 第1シード・徳島北を追いかける城東ら実力校!鳴門、鳴門渦潮の強豪校にも注目!【徳島県大会展望】【大会展望・総括コラム】
第7回 新田(愛媛) 毎年、夏に訪れる「新たな挑戦」に終止符を【冬が僕らを強くする2020】
第1116回 剛速球右腕・甲斐野央(福岡ソフトバンク)が振り返った激闘の1年目。2年目の目標達成のために掲げた3つの課題 【2020年インタビュー】
第72回 「鉄腕」の秘められた高校3年間 恩師が語る・森 唯斗(福岡ソフトバンクホークス)【前編】【恩師が語るヒーローの高校時代】
第1108回 蘇ったスター・岸潤一郎(徳島-西武)が振り返る独立リーグ時代。「心の底からNPBに行きたい気持ちでやったのは初めて」  【2020年インタビュー】
第5回 山陽道でそれぞれの時代を形成してきた岡山東商、広島商、宇部商【高校野球の時代を作った商業校、工業校】
中京大中京vs明徳義塾【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会】
高知vs東海大相模【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
明徳義塾vs星稜【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会】
明徳義塾vs尽誠学園【2019年秋の大会 第72回秋季四国地区高等学校野球大会】
明徳義塾vs高知中央【2019年秋の大会 第72回秋季四国地区高等学校野球大会】
第1030回 岸 潤一郎(明徳義塾出身)高校野球は「必死にやる楽しみを味わえる3年間」 【2019年インタビュー】
第1023回 「最速150キロ1年生・エースナンバーでの『脱力宣言』」 森木 大智(高知) 【2019年インタビュー】
第986回 成長を刻み続ける四国の「TAIKI」石上 泰輝・徳島商(徳島) 【2019年インタビュー】
四国発
高知商 【高校別データ】
海部 【高校別データ】
高知工 【高校別データ】
高知農 【高校別データ】
高知東 【高校別データ】
高知東工 【高校別データ】
小松島西 【高校別データ】
高知 【高校別データ】
高知海洋・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
高知海洋・高岡・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
高知丸の内・室戸 【高校別データ】
清水 【高校別データ】
宿毛 【高校別データ】
城山 【高校別データ】
須崎工・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
高岡 【高校別データ】
徳島科学技術 【高校別データ】
徳島北 【高校別データ】
徳島商 【高校別データ】
帝京第五 【高校別データ】
中村 【高校別データ】
鳴門第一 【高校別データ】
丸の内 【高校別データ】
明徳義塾 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム