富山県の不二越工が愛知県遠征で強豪の胸を借りて来春を目指す



7回にタイムリー二塁打を放った、不二越工・酒井

 富山県の不二越工が、20日、21日と愛知県遠征を組んでいた。今回、学校長からの許可が出たということで実現した。この遠征は、不二越工の國友賢司部長が中京大中京の出身で、その母校と恩師を訪ねるという形で実現した遠征でもある。2009年の全国制覇メンバーの一人でもある國友部長だが、大藤敏行監督の享栄との試合には格別の感慨があるという。

 実は、昨年の三月に遠征試合予定を組んでいたのだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、遠征試合どころか、部活動そのものもままならない状況になってしまって、それは実現しなかった。それが、今回はコロナもいくらか収束しかかってきたということもあり、学校からも許可が出たということで実現した。

 前日は、朝5時過ぎに学校を出発して、10時前には中京大中京に到着して、2試合消化することが出来て、この日は朝9時から今秋の愛知県大会優勝校の享栄グラウンドでの試合ということになった。國友部長は、「力の差があることはわかっているのですが、富山県の中だけにいるとそのことに慣れてしまいます。県外の名門校や強豪校と試合をすることで、選手がどう感じているのかというところもありますけれども、それを刺激としてほしいと思っています」という思いである。

 今の時期の遠征試合というのは、勝ち負けにこだわることはもちろん大事ではあるのだけれども、それだけではなく、他流試合で刺激を受けながら、見聞を広めていくことも含めて、いろいろな意味で成長材料にしていこうと、指導者たちは思っていることである。

 不二越工の鈴木新伍監督も、「いろいろ試したいこともありますし、この秋は結果を残すことが出来なかったので、何が足りなかったのか、どこを強化していけばいいのかというところも、こうした県外の強い学校とやることで学ばせていただきながら、再確認していきたいです」という思いで、挑んでいた。